“あいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相変30.8%
哀歌7.7%
相交7.7%
相可7.7%
相和7.7%
相噛7.7%
秋鹿7.7%
靉河7.7%
鞋下7.7%
鞋花7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてまもなく、およいだり、くぐったり出来できようみずあたりにましたが、そのみにく顔容かおかたちのために相変あいからず、ほか者達ものたちから邪魔じゃまにされ、はねつけられてしまいました。
哀歌あいかをあげぬうみなれば
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
一穂いっすいの燭を横にして、凝視を相交あいかわしていることも、依然であった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その原始的生活に於ては人類と他動物との間にさまでの径庭けいていなく、皆雑婚で、目迎え目送って相可あいかなりとすれば、直ちに相握手してはばからず、なんらその間に厳粛げんしゅくなる制限の存在せぬのであったが
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
うまやにおいや牛乳の臭いや、枯れ草の臭い、及び汗の臭いが相和あいかして、百姓に特有な半人半畜の臭気を放っている。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
大滝の巾十間、落差二丈もあるだろうか、巨大なビイドロの如き落口、白浪相噛あいかむ滝壺、四隣を震わす鼕々とうとうの音、小さいながらも、滝というものの美しさを凡て備えていた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
江角浦は江角郷の浦すなわち船着で、江角はすなわち『倭名鈔わみょうしょう』郷名の秋鹿あいか郡恵曇の地である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
敵は靉河あいか右岸に沿い九連城以北に工事を継続しつつあり、二十八日も時々砲撃しつつあり、二十六日九里島きゅうりとう対岸においてたおれたる敵の馬匹ばひつ九十五頭、ほかに生馬六頭を得たり——
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
権作老人と立ち別れて篠田は、降り積む雪をギイ/\と鞋下あいかに踏みつゝ、我が伯母のひとり住む粟野あはのの谷へと急ぐ、氷の如き月は海の如きあをき空に浮びて、見渡す限り白銀しろがねを延べたるばかり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
名士こうべめぐらせば即ち神仙 卓は飛ぶ関左跡飄然ひようぜん 鞋花あいか笠雪三千里 雨にもくし風にくしけずる数十年 たとひ妖魔をして障碍を成さしむるも 古仏因縁を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)