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相変
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あいか
ふりがな文庫
“
相変
(
あいか
)” の例文
旧字:
相變
それこそ耳にたこのできるほど聞き
慣
(
な
)
れたものだったが、どうもそれが『ご
亭主
(
ていしゅ
)
はたっしゃでいるよ。
相変
(
あいか
)
わらずかせいでいるよ』
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そしてまもなく、
泳
(
およ
)
いだり、
潜
(
くぐ
)
ったり
出来
(
でき
)
る
様
(
よう
)
な
水
(
みず
)
の
辺
(
あた
)
りに
来
(
き
)
ましたが、その
醜
(
みにく
)
い
顔容
(
かおかたち
)
のために
相変
(
あいか
)
らず、
他
(
ほか
)
の
者達
(
ものたち
)
から
邪魔
(
じゃま
)
にされ、はねつけられてしまいました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
子供
(
こども
)
の
好
(
す
)
きなお
初
(
はつ
)
は
相変
(
あいか
)
わらず
近所
(
きんじょ
)
の
家
(
いえ
)
から
金之助
(
きんのすけ
)
さんを
抱
(
だ
)
いて
来
(
き
)
た。
頑是
(
がんぜ
)
ない
子供
(
こども
)
は、
以前
(
いぜん
)
にもまさる
可愛
(
かわい
)
げな
表情
(
ひょうじょう
)
を
見
(
み
)
せて、
袖子
(
そでこ
)
の
肩
(
かた
)
にすがったり、その
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ったりした。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
わたしはごく
静
(
しず
)
かに
窓
(
まど
)
を開けた。なにがそこにあったか。
相変
(
あいか
)
わらず鉄の
格子
(
こうし
)
と、高いかべが前にあった。わたしは出ることができない。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
目に見える
景色
(
けしき
)
はいつでも同じことであった。
相変
(
あいか
)
わらずの
灌木
(
かんぼく
)
、相変わらずのえにしだ、相変わらずのこけであった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
わたしがつかまえようとすると、ちょろちょろにげ出して、す早く身をかわしては、
相変
(
あいか
)
わらずとことこ歩いていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
わたしたちは
相変
(
あいか
)
わらずぼろぼろの旅仕度であったが、ホテルでは黒の礼服に白のネクタイをした
給仕
(
きゅうじ
)
に
案内
(
あんない
)
をされた。かれはわたしたちを
居間
(
いま
)
へ
連
(
つ
)
れて行った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
空は
相変
(
あいか
)
わらずどんよりしてすこしばかり星が出ていた。その出ていたすこしばかりの星もいつもよりはずっと小さいように思われて、風の
勢
(
いきお
)
いは強くなるばかりであった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
変
常用漢字
小4
部首:⼡
9画
“相変”で始まる語句
相変化転