相噛あいか)” の例文
大滝の巾十間、落差二丈もあるだろうか、巨大なビイドロの如き落口、白浪相噛あいかむ滝壺、四隣を震わす鼕々とうとうの音、小さいながらも、滝というものの美しさを凡て備えていた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)