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『四年間』
ふりがな文庫
『
四年間
(
よねんかん
)
』
「ここはどうです、痛みますか」 医者はそう云いながら静かにゾンデを動かした、 「やっぱり痛まない、そう……ここはどうです」 信三は医者の顔を見ていた。まだ若くて臨床の経験には浅いようだ、治癒の困難な症状に当たるとそれが表情にあらわれずにいな …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」博文館、1946(昭和21)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
填
(
つ
)
納
(
しま
)
脱
(
と
)
拉
(
ひし
)
厭
(
いと
)
肘掛
(
ひじか
)
呟
(
つぶ
)
羞
(
はず
)
息
(
やす
)
諦
(
あき
)
壕
(
ごう
)
癌
(
がん
)
緋
(
ひ
)
眸子
(
ひとみ
)
苦悶
(
くもん
)
甥
(
おい
)
狼狽
(
ろうばい
)
炸裂
(
さくれつ
)
灼
(
や
)
渚
(
なぎさ
)
脆
(
もろ
)
舐
(
な
)
止
(
や
)
蒼
(
あお
)
藍
(
あい
)
親父
(
おやじ
)
訥
(
ども
)
貪
(
むさぼ
)
遣
(
や
)
鍵
(
かぎ
)
顛落
(
てんらく
)
麻痺
(
まひ
)
捧
(
ささ
)
創
(
きず
)
単衣
(
ひとえ
)
叢
(
くさむら
)
唆
(
そそ
)
嗚咽
(
おえつ
)
噎
(
む
)
壊疽
(
えそ
)
夕餉
(
ゆうげ
)
大股
(
おおまた
)
姪
(
めい
)
惹
(
ひ
)
憫然
(
びんぜん
)
淹
(
い
)
搾木
(
しめぎ
)
斃
(
たお
)
昂奮
(
こうふん
)
暗澹
(
あんたん
)
条
(
すじ
)
板塀
(
いたべい
)
枕許
(
まくらもと
)
検
(
しら
)
倦怠
(
けんたい
)
治癒
(
ちゆ
)
混沌
(
こんとん
)