“搾木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめぎ92.9%
しぼりぎ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども自分の靈魂なるものは自分にとつて解くことの出來ない謎であつた。自分はその謎の吾が心を搾木しめぎに掛ける苦痛に堪へなかつた。
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
その苦しさは肉躰にくたい的なもので、まず嘔きけがこり、ついで胸を搾木しめぎにかけられるか、ひき裂かれでもするような気持になる。
寒橋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼はおのれの観念を搾木しぼりぎにかけ、それに含んでる醇良じゅんりょうしるを、最後の一滴までもしたたらせる。