“しめぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
搾木56.5%
締木34.8%
4.3%
絞木4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その苦しさは肉躰にくたい的なもので、まず嘔きけがこり、ついで胸を搾木しめぎにかけられるか、ひき裂かれでもするような気持になる。
寒橋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それと共に、急いで神尾に取られた手を振り放そうとしましたけれど、それは締木しめぎのように固く握られてありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しめぎをかけた上にも〆木をかけて、絞りぬいた上の単純さなのだ。
芸術その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さりとては恨めしいほど没義道もぎどうな、口惜しいほど無分別な、どうすればそのように無茶なる夫の了見と、お浪はあきれもし驚きもしわが身の急に絞木しめぎにかけて絞めらるるごとき心地のして
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)