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『卑怯者』
ふりがな文庫
『
卑怯者
(
ひきょうもの
)
』
青黄ろく澄み渡った夕空の地平近い所に、一つ浮いた旗雲には、入り日の桃色が静かに照り映えていた。山の手町の秋のはじめ。 ひた急ぎに急ぐ彼には、往来を飛びまわる子供たちの群れが小うるさかった。夕餉前のわずかな時間を惜しんで、釣瓶落としに暮れてゆ …
著者
有島武郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
隙
(
すきま
)
停
(
どま
)
退
(
ど
)
一塊
(
ひとかたま
)
映
(
は
)
凭
(
も
)
爪
(
つま
)
渦巻
(
うずまき
)
播水
(
まきみず
)
憐
(
あわれ
)
因
(
もと
)
鞭
(
むちう
)
遁
(
のが
)
黙
(
だま
)
牽
(
ひ
)
瓶
(
びん
)
駈
(
か
)
痰呵
(
たんか
)
癇癪
(
かんしゃく
)
顛倒
(
てんとう
)
癇高
(
かんだか
)
途
(
みち
)
糺問
(
きゅうもん
)
紺
(
こん
)
草履
(
ぞうり
)
蝙蝠
(
こうもり
)
裾
(
すそ
)
襟
(
えり
)
識
(
し
)
跟
(
つ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
平家
(
ひらや
)
上前
(
うわまえ
)
何処
(
どこ
)
俺
(
おれ
)
倚
(
よ
)
先途
(
せんど
)
単衣
(
ひとえ
)
唾
(
つば
)
噛
(
か
)
夕餉
(
ゆうげ
)
大人
(
おとな
)
崩
(
くず
)
焦立
(
いらだ
)
彌縫
(
びほう
)
後戻
(
あともど
)
悪戯
(
いたずら
)
惹起
(
じゃっき
)
愛嬌
(
あいきょう
)
拡
(
ひろ
)
木偶
(
でく
)
梶棒
(
かじぼう
)
無性
(
むしょう
)
無援
(
むえん
)