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上前
ふりがな文庫
“上前”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うわまえ
83.3%
うはまへ
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うわまえ
(逆引き)
岡ッ引どもは霜に逢った菜ッぱのようにかじかんでしまって、膝小僧をなでたり、
上前
(
うわまえ
)
をひっぱったり、ひとりとして顔をあげるものもない。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
金では取れないと見ると帳場は
立毛
(
たちけ
)
の
中
(
うち
)
に押収してしまう。従って市街地の商人からは眼の飛び出るような
上前
(
うわまえ
)
をはねられて
食代
(
くいしろ
)
を買わねばならぬ。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
上前(うわまえ)の例文をもっと
(10作品)
見る
うはまへ
(逆引き)
大方は手織縞の古けた着物を着た、在方の男のやうなのばかりで、帶をだらしなく結んで、窮窟さうな恰好に
上前
(
うはまへ
)
を捩ぢれさせてゐるものもあつた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
殺すことは古今の
強惡
(
がうあく
)
なり始終は
白刄
(
しらは
)
の
錆
(
さび
)
と成べし
必定々々
(
かならず/\
)
此後は
屹度
(
きつと
)
止られよと云たることも三五郎から聞たるぞ今では汝れも
大造
(
たいそう
)
な
身代
(
くらし
)
に成たに付昔しの
縁
(
えん
)
で三五郎も一年越の
不仕合
(
ふしあはせ
)
故度々無心には行しが
都合
(
つがふ
)
惣計
(
しめて
)
金八十三兩
貸
(
かし
)
たに相違は無しサア/\
此方
(
こつち
)
からして
盜人
(
ぬすびと
)
の
上前
(
うはまへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
上前(うはまへ)の例文をもっと
(2作品)
見る
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“上前”で始まる語句
上前刎
検索の候補
上前刎
棟上前
前口上
上富士前
前後上下
敵前上陸
左前上膊部
“上前”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
作者不詳
有島武郎
鈴木三重吉
柳宗悦
佐左木俊郎
佐々木邦
久生十蘭
吉川英治
泉鏡花