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香
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かぐは
ふりがな文庫
“
香
(
かぐは
)” の例文
數日の後、我はマリアと
柑子
(
かうじ
)
の花
香
(
かぐは
)
しき出窓の前に對坐して、この可憐なる少女の清淨なる口の、その清淨なる情を語るを聞きつ。少女の語りけらく。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
別
(
わか
)
るゝ
時
(
とき
)
一掬
(
いつきく
)
の
雪
(
ゆき
)
を
取
(
と
)
つて、
昌黎
(
しやうれい
)
に
與
(
あた
)
へて
曰
(
いは
)
く、
此
(
こ
)
のもの
能
(
よ
)
く
潮州
(
てうしう
)
の
瘴霧
(
しやうむ
)
を
消
(
け
)
さん、
叔公
(
をぢさん
)
、
御機嫌
(
ごきげん
)
ようと。
昌黎
(
しやうれい
)
馬上
(
ばじやう
)
に
是
(
これ
)
を
受
(
う
)
けて
袖
(
そで
)
にすれば、
其
(
そ
)
の
雪
(
ゆき
)
香
(
かぐは
)
しく
立處
(
たちどころ
)
に
花片
(
はなびら
)
となんぬとかや。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
昨夜花咲き亂れて赤らんでゐた
小徑
(
こみち
)
は、今日は足跡もない雪で埋もれ、十二時間前には熱帶の樹立のやうに繁つて
香
(
かぐは
)
しかつた森は、今は冬寒い
諾威
(
ノールエー
)
の松の森のやうに散り敷き、衰へて
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
少女は、いざ藥草を采りて給へと云ひて、
右手
(
めて
)
を我にさし着けたり。われは鬼に
役
(
えき
)
せらるるものゝ如く、岸に登りて彼
香
(
かぐは
)
しき花を摘み、束ねて少女に
遞與
(
わた
)
しつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
烈しき日に燒かれたるカムパニアの瘠土に比ぶるときは、この園の涼しさ、
香
(
かぐは
)
しさ
奈何
(
いかに
)
ぞや。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“香”の解説
香(こう、en: incense)とは、本来、伽羅、沈香、白檀などの天然香木の香りをさす。そこから線香、焼香、抹香、塗香等の香り、またこれらの総称として用いられる。お香、御香ともいう。
(出典:Wikipedia)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
“香”を含む語句
香花
香物
名香
香気
薫香
香油
香料
鬱金香
麝香
芳香
香水
茴香
香炉
沈香
涙香
香煎
香箱
香染
香具
香山
...