のめ)” の例文
新字:
奪ひ取り行掛ゆきがけ駄賃だちんにしてくれんと獨り笑壺ゑつぼ入相いりあひかねもろともに江戸を立出たちいで品川宿の相摸屋へ上りのめうたへとざんざめきしが一寸ちよつとこに入り子刻こゝのつかね相※あひづに相摸屋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て是は/\手厚てあつ土産みやげ何よりの好物かうぶつしか澤山たくさんめぐまれ千萬かたじけなし清兵衞貴樣の店の酒を飮では外の酒は一かうのめなに結構々々けつこう/\と大いによろこ直樣すぐさまさかな調理こしらへさけひら酒宴しゆえんにこそは及びけれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のみに御出なさるがまことに氣さくな御人にて我等の所の酒を飮では外のみせのはのめないとて御たくあがる時には御弟子衆に五升三升づつ取に御つかはしなさる實に古今の酒好先生なりと兄弟きやうだいうはさなしたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)