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際
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しな
ふりがな文庫
“
際
(
しな
)” の例文
虫が来て此処へ留ったんです、すっと
消
(
き
)
え
際
(
しな
)
の弱い稲妻か、と思いました。目前に光ったんですから
吃驚
(
びっくり
)
して、邪険に引払うと、
最
(
も
)
う汽車が動出す。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
渠等は、すっと来て通り
際
(
しな
)
に、従七位の神官の姿を見て、黙って、言い合せたように、音の無い草鞋を
留
(
と
)
めた。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
旅客
(
りよきやく
)
は
眉
(
まゆ
)
を
壓
(
あつ
)
する
山
(
やま
)
又
(
また
)
山
(
やま
)
に
眉
(
まゆ
)
を
蔽
(
おほ
)
はれた
状
(
さま
)
に、
俯目
(
ふしめ
)
に
棚
(
たな
)
の
荷
(
に
)
を
探
(
さぐ
)
り
取
(
と
)
つたが、
笛
(
ふえ
)
の
鳴
(
な
)
る
時
(
とき
)
、
角形
(
かくがた
)
の
革鞄
(
かばん
)
に
洋傘
(
かうもり
)
を
持添
(
もちそ
)
へると、
決然
(
けつぜん
)
とした
態度
(
たいど
)
で、つか/\と
下
(
お
)
りた。
下
(
お
)
り
際
(
しな
)
に、
顧
(
かへり
)
みて
彼
(
かれ
)
に
會釋
(
ゑしやく
)
した。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
際
常用漢字
小5
部首:⾩
14画
“際”を含む語句
交際
水際
際涯
際限
実際
額際
水際立
間際
際立
生際
空際
出際
人交際
手際
壁際
死際
分際
瀬戸際
山際
溝際
...