“人交際”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとづきあい33.3%
ひとづきあひ33.3%
ひとつきあひ16.7%
ひとづきあ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この流儀で人生に処すると、世の中や人間のあらばかり見え、だんだん浮世が嫌になり、自分独り孤独を楽しむようになって、人交際ひとづきあいが出来にくくなります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
こんなことも何時いつもとは違つたことなんです。Sさんは良人をつとと同じ京都の人で、評判の柔順おとなしい人交際ひとづきあひい人なんです。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
婦人の言葉には、胡椒のやうな皮肉なところがあつた。が、人交際ひとつきあひの上手なこの上院議員は別に厭な顔も見せなかつた。
しかし、どこへ行っても、この他国者よそもの夫婦は、土地性に合わない、肌を持っているために、稼業かぎょうにはありついても、人交際ひとづきあいとか、習慣とかに、馴じみきれず、一年と居着いた土地はないのであった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)