“他国者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よそもの77.8%
たこくもの22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野婦之池あたりにうろついていてくれればよいが、駒ヶ岳のふところへでもはいりこんだら、もう他国者よそものの衆に知れることじゃない。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他国者よそものだけに、江戸には身寄りも無いらしく、かつて親類の噂などを聞いたことも無いと云った。
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「それはことわる。殊に、お船手の水夫かこも、今では他国者たこくものをお召抱えにはなるまい」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何の事はないこの山中に入って来た他国者たこくものをいじめでもするように襲った。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)