“国者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くにもの92.9%
こくもの7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おや! こいつあ何国どこの人間だろう? お国者くにものかな? 一つ探りを入れてやれ、と言ったくらいの外交的言辞に過ぎないのだ。
悪ふざけの国者くにものの声と、拗音ようおんにして、上声じょうしょうの多い土地なまりとが、四方あたりかまわず、ふざけさわいでいるのが、いたく道庵の感触にさわっているらしい。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
サンドの腕に抱かれて死ぬ望みに燃えながら敢然面会を謝絶してしまったほどショパンは一国者こくものであった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)