“くにもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
国者86.7%
國者6.7%
故郷人6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悪ふざけの国者くにものの声と、拗音ようおんにして、上声じょうしょうの多い土地なまりとが、四方あたりかまわず、ふざけさわいでいるのが、いたく道庵の感触にさわっているらしい。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もち何か家業を始め給ふが肝要かんえうなり江戸表に誰ぞ知己しるべか又御國者くにものはなきやと申に夫婦の者は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その中に同じ故郷人くにものが小さな軽焼屋かるやきやの店を出していたのを譲り受け、親の名を継いで二代目服部喜兵衛と名乗って軽焼屋を初めた。その時が十六歳であった。