“ふるさとびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
故郷人66.7%
同郷人33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そなたが故郷人ふるさとびととか幼な友達とかいう考えからでなくとも、ついに人を選ぶとしたら、わしでなければあの若い武士より外には、人という人は見当らなかったであろう。
玉章 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
八郎が剥身屋むきみやの親仁に軽く会釈をしたが、その語気いいかたは、故郷人ふるさとびとに対するしたしみぶりか、かえって他人がましい行儀だてだか、分らないうちに、ひさしを離れて、辻で人ごみを出る内儀と一所になった。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かのたふとき魂は、たゞ己が生れしまちの麗しき名のよばるゝをきき、かく歡びてこの處に同郷人ふるさとびとを迎へしならずや 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)