“附記(ふき)” の例文
左の一篇は木村芥舟翁(きむらかいしゅうおう)の稿(こう)に係(かか)り、時事新報(じじしんぽう)に掲載(けいさい)したるものなり。その文中、瘠我慢(やせがまん)の説(せつ)に関係(かんけい)するものあるを以て、ここに附記(ふき)す。
余すなわちその事実に拠(よ)り一文を草し、碩果生(せきかせい)の名を以てこれを同二十五日の時事新報に掲載(けいさい)せり。実に先生発病(はつびょう)の当日なり。本文と関係(かんけい)あるを以て茲(ここ)に附記(ふき)す。
最後(さいご)に此新横穴(このしんよこあな)からの發見物(はつけんぶつ)に就(つひ)て、最(もつと)も注意(ちうい)すべき點(てん)を附記(ふき)して置(お)く。それは、供物(ぐぶつ)らしき魚骨(ぎよこつ)の發見(はつけん)と、俵形土器(ひやうけいどき)の中(なか)から、植物(しよくぶつ)らしき物(もの)の出(で)た二事(じ)である。
みだりに師範生に向(むか)って暴行をほしいままにしたりと書いて、次にこんな意見が附記(ふき)してある。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御覧(ごらん)よ、まだあの小父(おぢ)さんが居(ゐ)るよと小守娘(こもりむすめ)の指を差し候(そろ)によれば其(その)時の小生(せうせい)は小父(おぢ)さんに候(そろ)。猶(なほ)こゝに附記(ふき)すべき要件(えうけん)有之(これあり)兄(あに)さんの帰りは必ずよその家(いへ)に飲めもせぬ一抔の熱燗(あつかん)を呼び候(そろ)へども。
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
あなかしこ謹(つゝしん)で附記(ふき)す。
あなかしこ謹(つゝしん)で附記(ふき)す。