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金銭
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きんせん
ふりがな文庫
“
金銭
(
きんせん
)” の例文
旧字:
金錢
このとき、しんぱくは、
命
(
いのち
)
を
賭
(
か
)
けて
取
(
と
)
り、
育
(
そだ
)
ててくれたほどの
人
(
ひと
)
が、
金銭
(
きんせん
)
で
売
(
う
)
ってしまった、その
愛
(
あい
)
について
疑
(
うたが
)
わずにはいられなかったのでした。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
金銭
(
きんせん
)
に
関係
(
かんけい
)
しないから、そのほうはなんですけれど、病気にでもかかったらこまりゃしませんかねえ」
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
向後
父
(
ちゝ
)
の
怒
(
いかり
)
に触れて、万一
金銭
(
きんせん
)
上の関係が絶えるとすれば、
彼
(
かれ
)
は
厭
(
いや
)
でも
金剛石
(
ダイヤモンド
)
を放り出して、
馬鈴薯
(
ポテトー
)
に
噛
(
かぢ
)
り付かなければならない。さうして其
償
(
つぐなひ
)
には自然の愛が残る丈である。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
夫
(
それ
)
より
両国尾上町
(
りやうごくをのへちやう
)
、
京屋
(
きやうや
)
が
楼上
(
ろうじやう
)
に
集会
(
しふくわい
)
する事十
歳
(
とせ
)
あまり、
之
(
これ
)
を聞くものおれ
我
(
わ
)
れに語り、今は
世渡
(
よわた
)
るたつきともなれり、
峨江
(
がこう
)
初
(
はじめ
)
は
觴
(
さかづき
)
を
泛
(
うか
)
め、
末
(
すゑ
)
は
大河
(
たいが
)
となる
噺
(
はなし
)
も
末
(
すゑ
)
は
金銭
(
きんせん
)
になるとは
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
金銭
(
きんせん
)
づくで作ってやろうというのではない……
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
そう、そう、
前
(
まえ
)
からだれにも、
人間
(
にんげん
)
平等
(
びょうどう
)
の
権利
(
けんり
)
はあったのさ。それを
無智
(
むち
)
と
卑屈
(
ひくつ
)
のため、
自
(
みずか
)
ら
放棄
(
ほうき
)
して、
権力
(
けんりょく
)
や、
金銭
(
きんせん
)
の
前
(
まえ
)
に、
奴隷
(
どれい
)
となってきたのだ。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「これは、
金銭
(
きんせん
)
では
売
(
う
)
られない
代物
(
しろもの
)
だ。」といって、
断
(
ことわ
)
ったのでありました。
おじいさんが捨てたら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“金銭”の意味
《名詞》
金銭(きんせん)
金でつくった銭。
お金、銭。
(出典:Wiktionary)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“金銭”で始まる語句
金銭上
金銭出入
金銭斑々
金銭豹子
金銭登録器
金銭のための芸術