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金物屋
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かなものや
ふりがな文庫
“
金物屋
(
かなものや
)” の例文
それから駒形に接近した
境界
(
さかい
)
にこれも有名だった
伊阪
(
いざか
)
という
金物屋
(
かなものや
)
がある(これは刃物が専門で、
何時
(
いつ
)
でも職人が多く買い物に来ていた)
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
まず須永の五六軒先には日本橋辺の
金物屋
(
かなものや
)
の隠居の
妾
(
めかけ
)
がいる。その妾が
宮戸座
(
みやとざ
)
とかへ出る役者を
情夫
(
いろ
)
にしている。それを隠居が承知で黙っている。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
唐物屋
(
とうぶつや
)
だの
呉服店
(
ごふくてん
)
などに、どんなにきれいなものがかざってあっても、今の清造にはなんの
興味
(
きょうみ
)
もありません。
金物屋
(
かなものや
)
や
桶屋
(
おけや
)
はそれ以上に用のないものでした。
清造と沼
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
それから
其
(
そ
)
の
金物屋
(
かなものや
)
さんで、名前は
云
(
い
)
へないが、
是々
(
これ/\
)
の
炭屋
(
すみや
)
が
有
(
あ
)
りましたかと聞くと、
成程
(
なるほど
)
塩原多助
(
しほばらたすけ
)
といふ
炭屋
(
すみや
)
があつたさうだが、それは
余程
(
よほど
)
古いことだといふ。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
京橋具足町の
金物屋
(
かなものや
)
、和泉屋の店さき。間口の広い
大店
(
おおだな
)
にて、店さきの土間にも店の左右の地面にも、金物類が沢山に積んである。上のかたには土蔵の白壁がみえて、鉄の大きい天水桶もある。
勘平の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
その
町
(
まち
)
には、
昔
(
むかし
)
からの
染物屋
(
そめものや
)
があり、また
呉服屋
(
ごふくや
)
や、
金物屋
(
かなものや
)
などがありました。
日
(
ひ
)
は、
西
(
にし
)
に
入
(
い
)
りかかっていました。
少年
(
しょうねん
)
は、あちらの
空
(
そら
)
のうす
黄色
(
きいろ
)
く、ほんのりと
色
(
いろ
)
づいたのが
悲
(
かな
)
しかったのです。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さて
是真翁
(
ぜしんをう
)
の
宅
(
たく
)
を
暇乞
(
いとまごひ
)
して、
直
(
すぐ
)
に
本所
(
ほんじよ
)
へ
行
(
い
)
つて、少し
懇意
(
こんい
)
の人があつたから
段々
(
だん/\
)
聞いて見ると、
二
(
ふた
)
つ
目
(
め
)
の橋の
側
(
そば
)
に
金物屋
(
かなものや
)
さんが
有
(
あ
)
るから、そこへ
行
(
い
)
つて聞いたら
分
(
わか
)
るだらうと
云
(
い
)
ふ。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“金物”で始まる語句
金物
金物商
金物店