“染物屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そめものや80.0%
こうや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村へは入った処で染物屋(そめものや)があった。米はそこの雨垂落(あまだれおち)に溜っている美しい砂を見ると蹲(しゃが)み込(こ)んでそれを両手で掬(すく)ってはばらばら落してみた。終(つ)いには両足を投げ出した。
火 (新字新仮名) / 横光利一(著)
例えば江州(ごうしゅう)水口(みなくち)の碩学(せきがく)中村栗園(なかむらりつえん)は父の実弟のように親しくして居ましたが、元来(がんらい)栗園の身分は豊前(ぶぜん)中津(なかつ)の染物屋(そめものや)の息子で、所謂素町人の子だから、藩中士族は誰も相手になるものがない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この男、あたしの目に触れだしたのは、越前堀(えちぜんぼり)のお岩稲荷(いなり)の近所に何(な)にかに囲われていたころだった。染物屋(こうや)の張場(はりば)のはずれに建った小家で、茄子(なす)の花が紫に咲いていた。