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金塊
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きんかい
ふりがな文庫
“
金塊
(
きんかい
)” の例文
ある
時
(
とき
)
老人
(
ろうじん
)
が
口
(
くち
)
をすべらし、
金
(
きん
)
の
売買
(
ばいばい
)
が
自由
(
じゆう
)
になつた
話
(
はなし
)
をしたものだから、ハッキリとそれは
金塊
(
きんかい
)
だろうということがわかつたわけです。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
いつだか銀座のある時計屋の飾窓の硝子を
悪漢
(
あっかん
)
が
煉瓦
(
れんが
)
で
叩
(
たた
)
き破って、その中にあった二万円の
金塊
(
きんかい
)
を盗んで行ったことがあります。あの調子です。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ひとたび
土中
(
どちゅう
)
にうずもれた
金塊
(
きんかい
)
は、かならず、いつか
土
(
つち
)
の
下
(
した
)
から
光
(
ひかり
)
を
放
(
はな
)
つときがあるように、
利助
(
りすけ
)
の
作品
(
さくひん
)
が、また、
芸術
(
げいじゅつ
)
を
愛好
(
あいこう
)
する
人
(
ひと
)
たちから
騒
(
さわ
)
がれるときがきたのでした。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして
甲州
(
こうしゅう
)
には昔からの
金坑
(
きんこう
)
があるから、できうるかぎりの
金塊
(
きんかい
)
を浜松におくれと
命
(
めい
)
じた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
修理された古い宇宙艇が、すこしばかりの
金塊
(
きんかい
)
を土産に、「
危難
(
きなん
)
の海」近くコンドルセを出発したのは、月世界に到着してから十日後のことだった。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「
刈谷音吉
(
かりやおときち
)
は、
最近
(
さいきん
)
のことだが、だいぶたくさんに
金塊
(
きんかい
)
を
買
(
か
)
いこんでいたそうですよ。
古
(
ふる
)
い
小判
(
こばん
)
などもあるそうで、これは
地金屋
(
ぢがねや
)
からの
聞込
(
ききこ
)
みですが」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
自宅
(
じたく
)
には、
金塊
(
きんかい
)
こそないけれど、でめきん、りゆうきん、しゆぶんきん、
各種各様
(
かくしゅかくよう
)
の
金魚
(
きんぎょ
)
が
飼
(
か
)
つてある。ランチュウを
木製
(
もくせい
)
の
鉢
(
はち
)
にいれて
長
(
なが
)
いこと
眺
(
なが
)
めて、
嬉
(
うれ
)
しそうに
口笛
(
くちぶえ
)
をふきだした。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
はじめ猿田さんは、
金塊
(
きんかい
)
を持って艇内に入って来ましたが、もう一度取りにゆくから一緒にゆけといって、私を先に地上に下ろすと、私の
隙
(
すき
)
をうかがってドンとピストルで撃ったのです。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
銀座の花村貴金属店の
飾窓
(
ショー・ウィンドー
)
をガチャーンと
毀
(
こわ
)
す覆面の怪漢が浮ぶ。九万円の
金塊
(
きんかい
)
を
小脇
(
こわき
)
に
抱
(
かか
)
えて走ってゆくうちに、覆面がパラリと落ちて、その上から現れたのは赤ブイの仙太の赤づらだ。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「銀座の
金塊
(
きんかい
)
は、私がやったのじゃありませんぜ」
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
塊
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“金塊”で始まる語句
金塊強奪事件