“金坑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんこう50.0%
かなぼり25.0%
かね25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして甲州こうしゅうには昔からの金坑きんこうがあるから、できうるかぎりの金塊きんかいを浜松におくれとめいじた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういう悪戦苦闘のあいだに、一方では、寄手の工兵がほりを埋めて、石垣の下に迫り、また、「金坑かなぼりの者」と称する土龍隊もぐらたいをつかって、地下道を掘鑿くっさくしてゆく。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
別に何ともないのに、何だかミンナが欺されて島流しにされるんじゃねえか。佐渡が島へ金坑かね掘りに遣られるんじゃねえか……なんて考えているとドウモ頂くものが美味おいしく御座んせん。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)