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遂
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しまひ
ふりがな文庫
“
遂
(
しまひ
)” の例文
夫
(
それ
)
は
傍
(
そば
)
で
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
ては
危
(
あぶ
)
な
相
(
さう
)
な
手
(
て
)
もとで
幾度
(
いくたび
)
か
針
(
はり
)
の
運
(
はこ
)
びやうを
間違
(
まちが
)
つて
解
(
と
)
いたこともあつたが、
遂
(
しまひ
)
には
身體
(
からだ
)
にしつくり
合
(
あ
)
ふやうに
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
おつぎは
焦
(
ぢ
)
れて
邪險
(
じやけん
)
に
與吉
(
よきち
)
をゆさぶることもあつた。それで
與吉
(
よきち
)
は
遂
(
しまひ
)
には
砂糖
(
さたう
)
を
口
(
くち
)
にしながらすや/\と
眠
(
ねむ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼
(
かれ
)
は
南
(
みなみ
)
の
家
(
いへ
)
から
借
(
か
)
りた
鋸
(
のこぎり
)
で
大小
(
だいせう
)
の
燒木杙
(
やけぼつくひ
)
を
挽切
(
ひつき
)
つた。
遂
(
しまひ
)
に
彼
(
かれ
)
は
後
(
うしろ
)
から
燒
(
や
)
けた
竹
(
たけ
)
を
伐
(
き
)
つて
來
(
き
)
て
簀
(
す
)
の
子
(
こ
)
のやうに
横
(
よこた
)
へて
低
(
ひく
)
い
床
(
ゆか
)
を
造
(
つく
)
つた。
竹
(
たけ
)
を
伐
(
き
)
つた
鉈
(
なた
)
も
彼
(
かれ
)
の
所有
(
もの
)
ではなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“遂”の解説
遂(すい)は、夏代に建国された諸侯国。舜の末裔の虞遂が受封された。夏・殷・西周・春秋時代に存続した。春秋時代に魯に服属した。周の釐王元年(紀元前681年)斉の桓公により滅亡した。遂の滅亡で魯の荘公に圧力をかけた。遂についての歴史的記載は主に孔子の『春秋』による。
(出典:Wikipedia)
遂
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
“遂”を含む語句
遂々
仕遂
遂行
添遂
韓遂
討遂
為遂
褚遂良
完遂
毛遂
爲遂
成遂
不遂
未遂入水
遣遂
遂高
遂良
遂次
遂得
遂事
...