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逢
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あっ
ふりがな文庫
“
逢
(
あっ
)” の例文
売
(
うり
)
に来る支那人に
逢
(
あっ
)
たのです何より先に
個奴
(
こやつ
)
に問うが一番だと思いましたから明朝沢山に筆を買うから己の宿へ来て呉れと言附て置ました
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
丁度
(
ちょうど
)
某氏
等
(
ら
)
が同じ夢を見た晩と同じ晩の同じ時刻に、その病人が『今、自分は、色んな人に
逢
(
あっ
)
て、色んな愉快な話をして来たので、
宜
(
い
)
い
心持
(
こころもち
)
になった』
取り交ぜて
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
夫れから親爺に
逢
(
あっ
)
て、「殺して
遣
(
や
)
るが、殺す代りに何を
呉
(
く
)
れるか」——「
左様
(
さよう
)
ですな」——「頭を呉れるか」——「頭なら上げましょう。」夫れから殺しに
行
(
いっ
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その代り腹へ入って胃液のために
凝結
(
ぎょうけつ
)
したり、あるいは外の酸類に
逢
(
あっ
)
て凝結するから胃と腸とがその
凝固
(
かたまり
)
を
釈
(
と
)
いて消化させるまでに何ほどの手数をかけるか知れない。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「それじゃちょいと
逢
(
あっ
)
て来てからそれからこの間の
復讐
(
かたきうち
)
だ、覚悟をしてお置きなさい」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
その妹の十一貫目の婆さんは、
瞬
(
またた
)
きもせず余が黄色な面を打守りていかなる変化が余の
眉目
(
びもく
)
の
間
(
かん
)
に現るるかを検査する役目を務める、御役目御苦労の至りだ、この二婆さんの
呵責
(
かしゃく
)
に
逢
(
あっ
)
てより以来
自転車日記
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
藻西太郎に
逢
(
あっ
)
て見んとは
素
(
もと
)
より余の願う所ろ何かは以て
躊躇
(
ためら
)
う
可
(
べ
)
き、早速目科に従いて又もや此家を走り
出
(
いで
)
たり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
そのときお前は
年弱
(
としよわ
)
の三つで、何も知らなかろうなどゝ云う話で、私も実にほんとうの親に
逢
(
あっ
)
たような心持がして、今晩は
是非
(
ぜひ
)
泊れと
云
(
いっ
)
て、中村の家に一泊しました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
是
(
こ
)
れが封建門閥の時代に私の流儀にして居たらば、ソレコソ
如何
(
いか
)
なる憂き目に
逢
(
あっ
)
て居るか知れない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
逢
漢検準1級
部首:⾡
11画
“逢”を含む語句
出逢
行逢
逢着
逢度
逢曳
遭逢
御逢
逢引
逢魔
逢坂
逢坂山
逢初
逢瀬
相逢
出逢頭
逢著
逢見
逢阪下
逢初川
巡逢
...