“逢阪下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうさかした50.0%
おうざかしも50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君江は問われてもはっきり住処は知らせなかったが、唯いちへんだと答えて、一緒に外濠そとぼり逢阪下おうさかしたあたりまで歩いて行く中、どうやら男の言うままになってもいいような素振そぶりを示した。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ありゃ何ですッて、逢阪下おうざかしもの辻——ええ、天王寺にく道です。公園寄の辻に、屋台にちょっと毛の生えたくらいの小さな店で、あんころ餅を売っている娘だそうです。いいですね。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)