辯解べんかい)” の例文
新字:弁解
自分でも色々自分に辯解べんかいしては見るものゝ、私の生活は矢張現在の家族制度、階級制度、資本制度、知識賣買制度の犧牲である。
歌のいろ/\ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
只今たゞいま此處これにてのろはるべくもあり、ゆるさるべくもある手前てまへ所行しょぎゃう告發こくはつもし、辯解べんかいつかまつりませう。
にいさんも隨分ずゐぶん呑氣のんきね」と小六ころくはういて、なかをつと辯護べんごするやうつた。宗助そうすけ細君さいくんから茶碗ちやわん受取うけとつて、一言ひとこと辯解べんかいもなく食事しよくじはじめた。小六ころく正式せいしきはしげた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「だつて、いて、そんなことひまがないんだもの」と宗助そうすけ辯解べんかいした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
實際じつさいさむくなつてもるものがないんだと辯解べんかいするので、さむければやむない、夜具やぐるとか、毛布けつとかぶるとかして、當分たうぶん我慢がまんしろとつたはなしを、宗助そうすけ可笑おかしくかへして御米およねわらはした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)