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踏
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ふん
ふりがな文庫
“
踏
(
ふん
)” の例文
微
(
すこ
)
し風が吹いて
土塵
(
つちぼこり
)
の
起
(
た
)
つ日でしたから、
乾燥
(
はしゃ
)
いだ砂交りの灰色な土を
踏
(
ふん
)
で、小諸をさして出掛けました。母親は新しい
手拭
(
てぬぐい
)
を
冠
(
かぶ
)
って
麻裏穿
(
あさうらばき
)
。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
蜥蜴よりもずつと立體的な感じで、頭が大きく、尾が長く捲き、寒さで元氣が無いらしいが、それでも、眞蒼な前肢で、しかつめらしく綿を
踏
(
ふん
)
まへてゐる。
かめれおん日記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
持
(
もつ
)
て
野道
(
のみち
)
山路
(
やまみち
)
は云も更なり
都合
(
つがふ
)
に
因
(
より
)
ては
朝
(
あさ
)
は
星
(
ほし
)
を
戴
(
いたゞ
)
き
暮
(
くれ
)
には月を
踏
(
ふん
)
で
旅行
(
りよかう
)
なす事
往々
(
まゝ
)
あるにより先生を
頼
(
たの
)
み劔術を
學
(
まな
)
びなば道中
爲
(
する
)
にも心強く
且
(
かつ
)
賊難
(
ぞくなん
)
を
防
(
ふせ
)
ぐ一端共成事なれば此趣きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
頼朝が今朝から
踏
(
ふん
)
まえているその山を、石橋山とこの辺の土民は
称
(
よ
)
んでいる。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よく
那
(
あ
)
の樣に
踏
(
ふん
)
だり
蹴
(
けつ
)
たり思へば/\
殘念
(
ざんねん
)
至極是と言のも我が身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
“踏”を含む語句
舞踏
踏込
踏留
踏止
踏掛
舞踏室
舞踏場
踏板
踏跨
高踏
足踏
雪踏
踏襲
踏切
踏台
踏破
踏歌
踏付
地鞴踏
舞踏曲
...