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赤楊
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はんのき
ふりがな文庫
“
赤楊
(
はんのき
)” の例文
もう
赤楊
(
はんのき
)
の林さえぬければ、「日の村」へ着くはずでした。やがて二人は
丘
(
おか
)
を登って右に曲がろうとすると、そこにまた雄牛が一匹立っているのに出会いました。
真夏の夢
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
殯宮
(
ひんきゆう
)
に
通夜
(
つや
)
をしてゐるやうな
赤楊
(
はんのき
)
よ、おまへの王樣は崩御になつた、
赤楊
(
はんのき
)
の民よ、靜かな
水底
(
みなぞこ
)
に
冠
(
かんむり
)
の光を探しても、
夜
(
よ
)
の
宴
(
うたげ
)
の
歌舞
(
かぶ
)
の響を求めても、詮ない事になつて
了
(
しま
)
つた、
赤楊
(
はんのき
)
の王樣、今
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
白樺
(
しらかば
)
と
赤楊
(
はんのき
)
の
重
(
かさ
)
なり
合
(
あ
)
ふ
森
(
もり
)
の
茂
(
しげ
)
みに
銃架
(
じうか
)
の
影
(
かげ
)
はけふも
続
(
つゞ
)
いて
行
(
ゆ
)
く
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
木の鉢に赤い漆でぽたりぽたりとなすりつけてある
赤楊
(
はんのき
)
の花だ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
わが
故郷
(
ふるさと
)
は、
赤楊
(
はんのき
)
の
黄葉
(
きば
)
ひるがへる
田中路
(
たなかみち
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
見るとかなたの丘の後ろにわかい
赤楊
(
はんのき
)
の林がありましたが、よく見ているとそれがしきりに動きます。
真夏の夢
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
諒闇
(
りやうあん
)
の民、
赤楊
(
はんのき
)
よ、涙に暮れる木、わたしの悲しい心の
悦
(
よろこび
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
赤楊
(
はんのき
)
のとある梢ありとしも見へぬ空のけはひ
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
わが故郷は、
赤楊
(
はんのき
)
の
黄葉
(
きば
)
ひるがへる田中路
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
細
(
ほそ
)
らなる
赤楊
(
はんのき
)
の
列
(
つらね
)
、そのもとの底の底を
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
赤楊
(
はんのき
)
の
落葉
(
らくえふ
)
の森の小路よ。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
ひともとの
河原
(
かはら
)
赤楊
(
はんのき
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
赤楊
(
はんのき
)
の
落葉
(
らくよう
)
の森の小路よ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
秦皮
(
とねりこ
)
や、
赤楊
(
はんのき
)
の
路
(
みち
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
秦皮
(
とねりこ
)
や、
赤楊
(
はんのき
)
の
路
(
みち
)
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“赤楊(ハンノキ)”の解説
ハンノキ(榛の木、榛、赤楊、学名: Alnus japonica)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。水辺を好み、低地の湿地や水田のあぜなどに見られ、早春に尾状に垂れ下がった花をつける。樹皮や球果からタンニンや染料が採られる。
(出典:Wikipedia)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
“赤”で始まる語句
赤
赤児
赤子
赤蜻蛉
赤裸
赤銅
赤煉瓦
赤毛布
赤城
赤飯