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警
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いま
ふりがな文庫
“
警
(
いま
)” の例文
大江戸の町々は寝静まり、掛け行燈には火影さえなく、夜を
警
(
いま
)
しめる番太郎の、拍子木の音ばかりが寂寥の度を、で、さらに加えていた。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
交代で夜を
警
(
いま
)
しめている武士以外は、皆死んだように熟睡するので、晝間の
騒擾
(
そうじょう
)
と活動が激しければ激しい程、夜は無気味に静かになる。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
斯
(
かく
)
の如きは女の道に違うものなり、女の道は斯くある可しと、女ばかりを
警
(
いま
)
しめ、女ばかりに勧むるとは、其意を得難し。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
しかして彼らの生活態度に共通なものの多くの中で、私はいま特に空間的生活という特徴をみて私自身の
徒
(
いたずら
)
に拡りゆかんとする心を
警
(
いま
)
しめたい。
語られざる哲学
(新字新仮名)
/
三木清
(著)
差支えないが、「忘れまいぞ、」と自分の力で自分のこころを
警
(
いま
)
しむるところにまだ自力の
執
(
しゅう
)
が残っておる。
取返し物語
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
警
(
いま
)
しめ
廣庭
(
ひろには
)
には吉原宿名主問屋
本陣
(
ほんぢん
)
組頭宿役人並居たり公用人櫻井文右衞門兩人が
願書
(
ぐわんしよ
)
を以て
入側
(
いりかは
)
に進み出島田宿藤八同人養女節と
呼
(
よぶ
)
時用人ハツと平伏なすを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(綾子が、⦅お言いでないよ⦆を繰返して小間使を
警
(
いま
)
しめし、あの件なるものすなわちこれなり。)
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜
(
よ
)
を
警
(
いま
)
しむる
衛兵
(
えいへい
)
が
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その蔭弁慶こそ無責任の空論と
為
(
な
)
り、
罵言讒謗
(
ばりざんぼう
)
の毒筆と
為
(
な
)
る、君子の
愧
(
は
)
ずべき所なりと常に
警
(
いま
)
しめて居ます。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
即ち今の有婦の男子が花柳に戯るゝが如き不品行を
警
(
いま
)
しめたるものならんなれども、人間の死生は絶対の天命にして人力の及ぶ所に非ず。昨日の
至親
(
ししん
)
も今日は無なり。
新女大学
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
社会の現事に
拘泥
(
こうでい
)
することなくして、目的を永遠の利害に期するときは、その読書談論は、かえって傍観者の品格をもって、大いに他の実業家を
警
(
いま
)
しむるの大効を奏するに足るべし。
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すなわち東洋諸国
専制流
(
せんせいりゅう
)
の
慣手段
(
かんしゅだん
)
にして、勝氏のごときも
斯
(
かか
)
る専制治風の時代に
在
(
あ
)
らば、或は同様の
奇禍
(
きか
)
に
罹
(
かか
)
りて新政府の諸臣を
警
(
いま
)
しむるの
具
(
ぐ
)
に供せられたることもあらんなれども
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
警
常用漢字
小6
部首:⾔
19画
“警”を含む語句
警察
警笛
警視庁
警鐘
警戒
警告
警鈴
警官
警固
警吏
警護
警察署長
警策
警報
警察署
ロンドン警視庁
警察医
警驆
相警
警蹕
...