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表門
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おもてもん
ふりがな文庫
“
表門
(
おもてもん
)” の例文
この時こう云う声を挙げたのは
表門
(
おもてもん
)
の前に陣取った、やはり四五人の敵軍である。敵軍はきょうも弁護士の子の
松本
(
まつもと
)
を大将にしているらしい。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
觸
(
ふれ
)
ぬ此度は相摸守殿には
玄關
(
げんくわん
)
式臺迄
(
しきだいまで
)
御見送
(
おんみおく
)
り町奉行は下座敷へ
罷出
(
まかりい
)
で
表門
(
おもてもん
)
を一文字に
推開
(
おしひら
)
けば天一坊は
悠然
(
いうぜん
)
と乘物の
儘
(
まゝ
)
門
(
もん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
東京
(
とうきやう
)
で
言
(
い
)
へば
淺草
(
あさくさ
)
のやうな
所
(
ところ
)
だと、
豫
(
かね
)
て
聞
(
き
)
いて
居
(
ゐ
)
た
大須
(
おほす
)
の
觀音
(
くわんおん
)
へ
詣
(
まう
)
でて、
表門
(
おもてもん
)
から
歸
(
かへ
)
れば
可
(
い
)
いのを、
風俗
(
ふうぞく
)
を
視察
(
しさつ
)
のためだ、と
裏
(
うら
)
へまはつたのが
過失
(
あやまち
)
で。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
実際
(
じっさい
)
世間
(
せけん
)
の
慣
(
なら
)
わしとしてはいかにも
表門
(
おもてもん
)
をりっぱにし
裏門
(
うらもん
)
を
粗末
(
そまつ
)
にする。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「どうしまして、邪魔も何もござりましねえ。はい、お
前様
(
まえさま
)
、何か
尋
(
たず
)
ねごとさっしゃるかね。
彼処
(
あすこ
)
の
家
(
うち
)
は
表門
(
おもてもん
)
さ
閉
(
しま
)
っておりませども、
貸家
(
かしや
)
ではねえが……」
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
下
(
おろし
)
表門
(
おもてもん
)
へ
掛
(
かゝ
)
る此時大膳は
熨斗
(
のし
)
目麻上下なり
既
(
すで
)
にして若黨
潜門
(
くゞりもん
)
へ廻り徳川天一坊樣の先驅赤川大膳なり
開門
(
かいもん
)
せられよと云に門番は
坐睡
(
ゐねむり
)
し乍ら
何
(
なに
)
赤川大膳ぢやと天一坊は越前守が
吟味
(
ぎんみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“表門”で始まる語句
表門際