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蟄
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ちっ
ふりがな文庫
“
蟄
(
ちっ
)” の例文
マンチュアに
蟄
(
ちっ
)
してござれ、
忠實
(
まめやか
)
な
僕
(
をとこ
)
を
求
(
もと
)
め、
時折
(
ときおり
)
、
其
(
その
)
男
(
をとこ
)
して
此方
(
こなた
)
の
吉左右
(
きッさう
)
を
知
(
し
)
らせう。さ、
手
(
て
)
を。もう
晩
(
おそ
)
い。さらばぢゃ、
機嫌
(
きげん
)
よう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
当村に鷲津氏なる人あり。もと
美濃国
(
みののくに
)
の太守
土岐
(
とき
)
美濃守
頼芸
(
よりよし
)
の末葉なり。
天文
(
てんぶん
)
十一年斎藤氏に侵されこの地に来り
蟄
(
ちっ
)
す。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「この子には福がある。長く村落に
蟄
(
ちっ
)
しているよりも、城中の町に往復させて、世間のことを見習わせるがよかろう」
中国怪奇小説集:08 録異記(五代)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
高位高官名門大封の身でありながら那賀へ逐われ、
次
(
つい
)
で出羽の秋田へ
蟄
(
ちっ
)
せしめられたも仕方は無い。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
余り
家
(
うち
)
に
許
(
ばか
)
り
蟄
(
ちっ
)
しておりますから、母も心配して、惣次郎が深く
言交
(
いいかわ
)
した女故間違も出来、其の女の身の上はどうかと聞くに、元
武士
(
さむらい
)
の娘で
親父
(
おやじ
)
もろ共浪人して水街道へ来て
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
己はまだこの牢屋に
蟄
(
ちっ
)
しているのか。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
マンチュアに
蟄
(
ちっ
)
してゐやる
間
(
あひだ
)
に、わしが
機
(
をり
)
を
見
(
み
)
て
二人
(
ふたり
)
が
内祝言
(
ないしうげん
)
の
顛末
(
もとすゑ
)
を
公
(
おほやけ
)
にし、
兩家
(
りゃうけ
)
の
確執
(
かくしつ
)
を
調停
(
てうてい
)
し、
御領主
(
ごりゃうしゅ
)
の
赦
(
ゆるし
)
を
乞
(
こ
)
ひ、やがて
卿
(
そなた
)
を
呼返
(
よびかへ
)
すことにせう
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
蟄
漢検1級
部首:⾍
17画
“蟄”を含む語句
蟄居
蟄伏
啓蟄
永蟄居
蟄息
御蟄居
蟄伏期
龍蛇之蟄
冬蟄
蠖蟄
蟄虫
蟄眠期
蟄居謹慎
蔵蟄
終身蟄居
生涯蟄居
廃蟄
幽蟄
帰蟄