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蟄息
ふりがな文庫
“蟄息”の読み方と例文
読み方
割合
ちっそく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちっそく
(逆引き)
此の頃では
深川六間堀
(
ふかがわろっけんぼり
)
へ
蟄息
(
ちっそく
)
致して居ましたが、
駿府
(
すんぷ
)
から親族の者が出て来まして、金策が出来、商法の目的を附け、
何
(
ど
)
んな所へでも開店
為
(
し
)
ようという事に成りましたので
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
昨夜
(
ゆうべ
)
の雨に
甲板
(
デッキ
)
は流るるばかり濡れたれば、乗客の
多分
(
おおく
)
は室内に
籠
(
こも
)
りたりしが、やがて日光の雲間を漏れて、今は
名残
(
なごり
)
無く乾きたるにぞ、
蟄息
(
ちっそく
)
したりし乗客
等
(
ら
)
は、先を争いて
甲板
(
デッキ
)
に
顕
(
あらわ
)
れたる。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
下宿料が安いからかかる不景気なところにしばらく——じゃない、つまり在英中は
始終
(
しじゅう
)
蟄息
(
ちっそく
)
しているのだ。その代り下町へは
滅多
(
めった
)
に出ない。一週に一二度出るばかりだ。出るとなると厄介だ。
倫敦消息
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蟄息(ちっそく)の例文をもっと
(3作品)
見る
蟄
漢検1級
部首:⾍
17画
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“蟄”で始まる語句
蟄居
蟄伏
蟄
蟄伏期
蟄虫
蟄眠期
蟄居謹慎
“蟄息”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
夏目漱石
泉鏡花