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永蟄居
ふりがな文庫
“永蟄居”の読み方と例文
読み方
割合
えいちっきょ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えいちっきょ
(逆引き)
あの江戸
駒込
(
こまごめ
)
の別邸で
永蟄居
(
えいちっきょ
)
を免ぜられたことも知らずじまいにこの世を去った御隠居が生前に京都からの勅使を迎えることもできなかったかわりに
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
蜂須賀家の申しひらきが幾分か立って、あやうく断絶の
憂
(
う
)
き
目
(
め
)
をまぬがれ、
重喜
(
しげよし
)
の
永蟄居
(
えいちっきょ
)
だけで、一大名の
瓦解
(
がかい
)
を見ずに落着したのは、まったくその時
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村山享書は
永蟄居
(
えいちっきょ
)
、
食禄
(
しょくろく
)
半減
(
はんげん
)
。野口行之助は
改易
(
かいえき
)
、
和泉図書
(
いずみずしょ
)
は親族預け、食禄三分の一減。笠井十兵衛は永蟄居、食禄半減。その他——ということであった。
艶書
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
永蟄居(えいちっきょ)の例文をもっと
(7作品)
見る
“永蟄居(
蟄居
)”の解説
蟄居(ちっきょ)とは、中世から近世(特に江戸時代)武士または公家に対して科せられた刑罰のひとつで、閉門の上、自宅の一室に謹慎させるもの。
幕府や領主などから命じられて行う場合と、命じられる前などに自発的に自宅で謹慎する場合もあった。江戸時代には蟄居・蟄居隠居・永蟄居(解除なし)などに分けられていた。また、減封などが付加される場合もあった。
蟄居>閉門>逼塞>差控
(出典:Wikipedia)
永
常用漢字
小5
部首:⽔
5画
蟄
漢検1級
部首:⾍
17画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
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