“永居”の読み方と例文
読み方割合
ながい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、気の毒なのは、正直な田舎者いなかもののお吉で、こんなところに永居ながいをすれば、よいことはないにきまっている。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
決して恐るることはない。しかし、いつまでもここに永居ながいしてはお前のためにならぬ。早く行け。早う帰れ
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そして一にんまえ鏃師やじりしになったらひまをくれてやる。お、そんなことはとにかく、おれがここへきたことを、竹童ちくどうに知られてしまったから、もう永居ながいをしているのはぶっそうだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)