“えいちっきょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
永蟄居100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○同八月二十八日、一橋慶喜隠居慎み、水戸烈公水戸表へ永蟄居えいちっきょ、水戸慶篤卿差扣さしひかえ、岩瀬、永井職禄を奪い謹慎、川路隠居慎み、太田備後守慎み。(この日死因処断多し)。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
正月十七日、庄兵衛は城へ呼びだされ、閉門永蟄居えいちっきょと、家禄かろくの内百石の削減を申し渡された。伊原友三郎を匿い、その逃亡を助けたことが重科に当る、というのである。
十八条乙 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その他安政大獄当時に幽屏ゆうへいせられた諸大名も追い追いと謹慎を解かれる日を迎えたが、そういう中にあって、あの水戸の御隠居ばかりは永蟄居えいちっきょを免ぜられたことも知らずじまいに
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)