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舗
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し
ふりがな文庫
“
舗
(
し
)” の例文
ジャン・ヴァルジャンは
母屋
(
おもや
)
にも表庭にもいなかったので、彼女には、花の咲き乱れた園よりも石の
舗
(
し
)
いてある後ろの中庭の方が好ましく
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
「大名同盟」の右派綱領にことごとく反対して福沢のいわゆる「モナルキ」のために着々道を
舗
(
し
)
きつつあった。
福沢諭吉
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
それで人は道路を掃くこともできるし
舗
(
し
)
き
石
(
いし
)
にすることもできるし、焚きつけを割ることもできる
代
(
しろ
)
ものであり、馭者はそれを
楯
(
たて
)
にしてわが身と積荷とを太陽と風と雨とから
庇
(
かば
)
い
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
障子を明けると、青空に
映
(
うつ
)
る花ざかりの大きな
白木蓮
(
はくもくれん
)
が、夜来の風雨に落花狼藉、満庭雪を
舗
(
し
)
いて居る。推参の客は主翁に対して久しぶりに
嘘
(
うそ
)
と云うものを
吐
(
つ
)
いた。彼は葛城家の使者だと云うた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
色ある
衣
(
きぬ
)
は
唐松
(
からまつ
)
の
翠
(
みどり
)
の
下蔭
(
したかげ
)
に
章
(
あや
)
を成して、秋高き清遠の空はその後に
舗
(
し
)
き、
四脚
(
よつあし
)
の雪見燈籠を
小楯
(
こだて
)
に裾の
辺
(
あたり
)
は
寒咲躑躅
(
かんざきつつじ
)
の
茂
(
しげみ
)
に隠れて、近きに二羽の
鵞
(
が
)
の
汀
(
みぎは
)
に
𩛰
(
あさ
)
るなど、
寧
(
むし
)
ろ画にこそ写さまほしきを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
実際これとは別な会派に属するものであるが、タンプル街の修道院においては特に、黒い板戸は
褐色
(
かっしょく
)
の幕に代えられていた。そして
床
(
ゆか
)
には木が
舗
(
し
)
いてあった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
まわりには
苔
(
こけ
)
がはえ、アンリ四世のえり飾りと呼ばるる長い
縞
(
しま
)
のある草が茂り、また幾つかの大きな石が
舗
(
し
)
いてあった。一条の水が、静かなささやかな音を立ててそこから流れ出ていた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
それらの窓はみなかなり広い一つの広間についていて、広間の中は大きな石が
舗
(
し
)
いてあり、
迫持揃
(
せりもちぞろい
)
と柱とで仕切られ、ただ一つの小さな光と大きな影とのほか、何も見分けられなかった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
身分のある
奴
(
やつ
)
らのは、金のある奴らのは、
上手
(
かみて
)
の石の
舗
(
し
)
いてあるアカシヤの並み木道にある。そこまで馬車で行けるんだ。身分の低い者、貧乏な者、不幸な者、なんかのはどうだ。みな
下手
(
しもて
)
にある。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ジャン・ヴァルジャンが通されたのは、丸天井のついたじめじめした階下の室で、時々物置きに使われ、街路に面し、赤い板瓦が
舗
(
し
)
いてあり、
鉄格子
(
てつごうし
)
のついた窓が一つあるきりで、中は薄暗かった。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
舗
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“舗”を含む語句
酒舗
店舗
舗石
薬舗
舗石道
舗道
菓子舗
老舗
屋舗
旧舗
大老舗
古舗
小座舗
舗板
舗床
理髪舗
舗子
舗装
舗装道路
苗舗
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