自轉じてん)” の例文
獨樂こま自分じぶん一度いちどまはるはすなは地球ちきう自轉じてんといふものにて、行燈あんどうかたむきたる半面はんめんひるとなり、うら半面はんめんとなり、この一轉ひとまはり一晝夜いつちうやとするなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
地球ちきゆう自轉じてん其他そのた作用さようで、次第しだいはなばなれになつて今日こんにちのようになつたものとしんじられてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この車輪しやりん運轉うんてんする動力どうりよくは、物理學上ぶつりがくじやう種々しゆ/″\なる原則げんそく應用おうようせる、きはめて巧緻こうちなる自轉じてん仕組しくみにて、車内しやない前部ぜんぶ機械室きかいしつには「ノルデン、インヂン」に髣髴ほうふつたる、非常ひじやう堅牢けんらう緻密ちみつなる機械きかいまうけありて
すなは地球ちきう自轉じてんにてへば三百六十五と、四半分しはんぶんまはあひだに六億里おくりみちはしることなり。大陽暦たいやうれきはこの勘定かんぢやうもとにして日輪にちりん周圍まはり地球ちきう一廻ひとまはりするあひだを一年とさだめたるものなり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)