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自業自得
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じごふじとく
ふりがな文庫
“
自業自得
(
じごふじとく
)” の例文
聞ば重五郎は
船場
(
ふなば
)
にて
横死
(
わうし
)
の由
是
(
これ
)
全
(
まつた
)
く儀左衞門殿が手に
掛
(
かけ
)
られしに
相違
(
さうゐ
)
なし然れば御内儀必ず我を
恨
(
うら
)
み給ふな是皆
自業自得
(
じごふじとく
)
と
諦
(
あきら
)
められよと申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「氣の毒なのは磯屋の貫兵衞だ、——が、
自業自得
(
じごふじとく
)
といふものさ、——それよりも可哀想なのはお
蔦
(
つた
)
だ」
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼等
(
かれら
)
は
自業自得
(
じごふじとく
)
で、
彼等
(
かれら
)
の
未來
(
みらい
)
を
塗抹
(
とまつ
)
した。だから
歩
(
ある
)
いてゐる
先
(
さき
)
の
方
(
はう
)
には、
花
(
はな
)
やかな
色彩
(
しきさい
)
を
認
(
みと
)
める
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ないものと
諦
(
あき
)
らめて、たゞ
二人
(
ふたり
)
手
(
て
)
を
携
(
たづさ
)
えて
行
(
ゆ
)
く
氣
(
き
)
になつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『わりや(
汝
(
なんぢ
)
は)飛んでもねえことを為て呉れたなあ。何も俺だつて、好んで
斯様
(
こん
)
な処へ貴様を引張つて来た訳ぢやねえ——是といふのも
自業自得
(
じごふじとく
)
だ——
左様
(
さう
)
思つて
絶念
(
あきら
)
めろよ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
仰せ付らるゝとも
自業自得
(
じごふじとく
)
の儀に候へば
聊
(
いさゝ
)
かも
恨
(
うら
)
むる所なし係り合の者共は
何卒
(
なにとぞ
)
御
慈悲
(
じひ
)
の御
成敗
(
せいばい
)
願
(
ねが
)
はしく存じ奉つり候とて己れが舊惡を
悉皆
(
こと/″\
)
く白状に及びしかば
夫
(
それ
)
より
口書
(
こうしよ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
自業自得
(
じごふじとく
)
とは言ひ乍ら、ゐざりの乞食に附け廻されたお留はどうなつた事と思ふ。
銭形平次捕物控:254 茶汲み四人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
取れたるは
自業自得
(
じごふじとく
)
と言べし此以後心を改め女色に
迷
(
まよ
)
ふ事
勿
(
なか
)
れと有て
其餘
(
そのよ
)
は
構
(
かまひ
)
なしと申渡され此事
落着
(
らくぢやく
)
なしたりけり斯て其日
未刻頃
(
やつどきごろ
)
吾助お兼の兩人は
追放
(
つゐはう
)
に成しかば何を
當
(
あて
)
に行べき方もなく品川宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“自業自得”の意味
《形容動詞》
自分ひとり喋りまくつて一人相撲に疲れてしまふ宇野さんは自業自得で是非もないが、人のお喋りをきいて虚無的な疲れ方をしなければならないのは、並たいていな馬鹿な話ではないのである。(坂口安吾 『お喋り競争』)
(出典:Wiktionary)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“自業自”で始まる語句
自業自悔