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老臣
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ろうしん
ふりがな文庫
“
老臣
(
ろうしん
)” の例文
老臣
(
ろうしん
)
は
船
(
ふね
)
の
上
(
うえ
)
で、
夜
(
よる
)
になれば
空
(
そら
)
の
星影
(
ほしかげ
)
を
仰
(
あお
)
いで
船
(
ふね
)
のゆくえを
知
(
し
)
り、また
朝
(
あさ
)
になれば
太陽
(
たいよう
)
の
上
(
のぼ
)
るのを
見
(
み
)
てわずかに
東西南北
(
とうざいなんぼく
)
をわきまえたのであります。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
熊蔵としては、
庭手
(
にわて
)
白壁門
(
しらかべもん
)
のほうの
状況
(
じょうきょう
)
を
主人
(
しゅじん
)
に
告
(
つ
)
げるつもりで、ここへきたのであったが、
出合
(
であ
)
いがしらに
老臣
(
ろうしん
)
からそう
急
(
せ
)
かれて見ると、なにを話している
間
(
ま
)
もなく
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
老臣
(
ろうしん
)
は、
謹
(
つつし
)
んで
天子
(
てんし
)
さまの
命
(
めい
)
を
奉
(
ほう
)
じて、
御前
(
ごぜん
)
をさがり、
妻子
(
さいし
)
・
親族
(
しんぞく
)
・
友人
(
ゆうじん
)
らに
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げて、
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
って、
東
(
ひがし
)
を
指
(
さ
)
して
旅立
(
たびだ
)
ちいたしましたのであります。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぴしゃりッ——と
槍
(
やり
)
を廊下へ
平
(
ひら
)
において、
老臣
(
ろうしん
)
の伊東十兵衛、あわててかれの前に
膝
(
ひざ
)
をついた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
老臣
(
ろうしん
)
の
伊東十兵衛
(
いとうじゅうべえ
)
、
言下
(
げんか
)
に立ちかけたけれどイヤに
膝
(
ひざ
)
が
重
(
おも
)
い。はてな、と思って気がついて見ると、使いをしてきた
三太郎猿
(
さんたろうざる
)
が
最前
(
さいぜん
)
からしたり顔をして、じぶんの膝にもたれている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
孤君
(
こくん
)
と
老臣
(
ろうしん
)
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“老臣”の意味
《名詞》
年を取った臣下。
重臣。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
臣
常用漢字
小4
部首:⾂
7画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女