“羽蟲”の読み方と例文
新字:羽虫
読み方割合
はむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳩(はと)はお腹(なか)が空(す)いてゐました。朝(あさ)でした。羽蟲(はむし)を一つみつけるがはやいか、すぐ屋根(やね)から庭(には)へ飛(と)びをりて、それを捕(つか)まえました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
日(ひ)は經(た)ち、月(つき)はかはつたが、暑(あつ)さが續(つゞ)く。分(わ)けて雨催(あまもよ)ひで風(かぜ)の死(し)んだ、羽蟲(はむし)の夥(おびたゞ)しい夜(よ)であつた。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
御者(ぎょしゃ)は懶惰(ぶしゃう)な婢(はしため)の指頭(ゆびさき)から發掘(ほじりだ)す彼(か)の圓蟲(まるむし)といふ奴(やつ)の半分(はんぶん)がたも無(な)い鼠裝束(ねずみしゃうぞく)の小(ちひ)さい羽蟲(はむし)、車體(しゃたい)は榛(はしばみ)の實(み)の殼(から)、それをば太古(おほむかし)から妖精(すだま)の車工(くるまし)と定(きま)ってゐる栗鼠(りす)と蠐螬(ぢむし)とが製(つく)りをった。