“はむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羽虫66.7%
羽蟲22.2%
翅虫7.4%
羽蚤3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たぶん羽虫はむしが飛ぶのであろう折り折り小さな波紋が消えてはまた現われている、お梅はじっと水を見ていたが、ついに
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ち、つきはかはつたが、あつさがつゞく。けて雨催あまもよひでかぜんだ、羽蟲はむしおびたゞしいであつた。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
長虫は処を得て這ひまはり、また翅虫はむしは澱みを幸ひ湧きむらがつて、人の棲家とも思へなかつた。
閑山 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
羽蚤はむしに痩せ衰えた雞が卵も生まずにくくられる
飢えたる百姓達 (新字新仮名) / 今野大力(著)