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絶壁
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ぜつぺき
ふりがな文庫
“
絶壁
(
ぜつぺき
)” の例文
立
(
た
)
てる
絶壁
(
ぜつぺき
)
の
下
(
した
)
には、
御占場
(
おうらなひば
)
の
崖
(
がけ
)
に
添
(
そ
)
つて
業平岩
(
なりひらいは
)
、
小町岩
(
こまちいは
)
、
千鶴
(
ちづる
)
ヶ
崎
(
さき
)
、
蝋燭岩
(
らふそくいは
)
、
鼓
(
つゞみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
と
詠続
(
よみつゞ
)
いて
中山崎
(
なかやまさき
)
の
尖端
(
とつさき
)
が
牙
(
きば
)
である。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何分ひどい闇で一寸先も判りませんが、床板一枚の下は、
數丈
(
すうぢやう
)
の
絶壁
(
ぜつぺき
)
といふことだけは、遙かに聞える水音で判ります。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
雨
(
あめ
)
の
晴間
(
はれま
)
には
門野
(
かどの
)
を連れて散歩を一二度した。然し
宅
(
うち
)
からは
使
(
つかひ
)
も
手紙
(
てがみ
)
も
来
(
こ
)
なかつた。代助は
絶壁
(
ぜつぺき
)
の途中で休息する時間の長過ぎるのに
安
(
やす
)
からずなつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
進
(
すす
)
んで大蘆村に
至
(
いた
)
れば櫻井郡長之より
帰途
(
きと
)
に
就
(
つ
)
かる、村を
過
(
す
)
ぐれば
愈
(
いよ
)
いよ無人の
境
(
けう
)
となり、利根河岸の
絶壁
(
ぜつぺき
)
に横はれる
細逕
(
さいけい
)
に入る、
進
(
すす
)
むこと凡二里にして
道
(
みち
)
全
(
まつた
)
く
尽
(
つ
)
き、猟夫の
通路
(
つうろ
)
又見るを
得
(
え
)
ず
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
冠
松
(
まつ
)
の
皮膚
(
ひふ
)
、
皮膚
(
ひふ
)
に沁みる
絶壁
(
ぜつぺき
)
のシワ
冠松次郎氏におくる詩
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
“絶壁”の意味
《名詞》
絶壁(ぜっぺき)
壁のように切り立った崖。
(出典:Wiktionary)
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
壁
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“絶”で始まる語句
絶
絶間
絶頂
絶望
絶叫
絶巓
絶々
絶念
絶対
絶倫