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たちふさが
ふりがな文庫
“
立塞
(
たちふさが
)” の例文
正面へ
立塞
(
たちふさが
)
つたのは錢形平次でした。生れ乍らの精氣五體に充ち/\て、非凡の使ひ手岩根半藏の前に、莞爾としておくれる色もありません。
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
アンドレイ、エヒミチは
戸口
(
とぐち
)
の
所
(
ところ
)
に
進
(
すす
)
んで、
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けた。するとニキタが
躍上
(
おどりあがっ
)
て
来
(
き
)
て、その
前
(
まえ
)
に
立塞
(
たちふさが
)
る。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
右の手に持
顯
(
あらは
)
れ出たる一人の
女
(
をんな
)
行先
(
ゆくさき
)
に
立塞
(
たちふさが
)
り
汝
(
おのれ
)
大惡
(
だいあく
)
無道
(
ぶだう
)
の吾助大恩有る主人と知りながら
兄君
(
あにぎみ
)
を
害
(
がい
)
し岡山を立
退
(
のき
)
し事定めて覺え有べし今爰に
逢
(
あひ
)
しは天の
賜
(
たま
)
もの
疾々
(
とく/\
)
勝負
(
しようぶ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
中甲板をおり立つと、どこにいたのか、五人の水夫が、不意に現われて、二人の前に
立塞
(
たちふさが
)
った。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
大手を広げて
立塞
(
たちふさが
)
り、「
汝
(
うぬ
)
、
昼盗賊
(
ひるどろぼう
)
狼藉者
(
ろうぜきもの
)
。」「さあ一足でも入るが最後、手は見せぬぞ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
音羽小三郎の二人は
襟
(
たすき
)
を十字に
綾取
(
あやど
)
り、
端折
(
はしょり
)
を高く取り、
上締
(
うわじめ
)
をしめ、小長いのを引抜き物をも言わずツカ/\と進んでまいり、今八橋周馬が
敷台口
(
しきだいぐち
)
へ下りようとする前に
立塞
(
たちふさが
)
りました。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母様のまえに
立塞
(
たちふさが
)
って、あなたは勇ましく
拳
(
こぶし
)
を握りしめた。
少年・春
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
入口に
立塞
(
たちふさが
)
ツて、「お前さん達は、何をなさるんだ。」
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
アンドレイ、エヒミチは
戸口
(
とぐち
)
の
所
(
ところ
)
に
進
(
すゝ
)
んで、
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けた。するとニキタが
躍上
(
をどりあがつ
)
て
來
(
き
)
て、
其前
(
そのまへ
)
に
立塞
(
たちふさが
)
る。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そして、よろよろ四辺を探し廻る老人の前に、
立塞
(
たちふさが
)
った。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立留