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眞平
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まつぴら
ふりがな文庫
“
眞平
(
まつぴら
)” の例文
新字:
真平
で、「
眞平
(
まつぴら
)
御免
(
ごめん
)
なさい。」と
言
(
い
)
ふと、
又
(
また
)
ひよろ/\とそれを
背負
(
しよ
)
つて
歩
(
ある
)
く。
然
(
さ
)
うすると、その
背後
(
うしろ
)
で、
娘
(
むすめ
)
は、クツクツクツクツ
笑
(
わら
)
ふ。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この子を一人にして置きませう。私は、何を
遣
(
や
)
ると云はれても、この子のやうな性質は、
眞平
(
まつぴら
)
ですわ。エアさん、ひとりになつたら、お祈りなさいよ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
友
(
とも
)
は
態々
(
わざ/\
)
休暇
(
きうか
)
を
取
(
と
)
つて、
恁
(
か
)
く
自分
(
じぶん
)
と
共
(
とも
)
に
出發
(
しゆつぱつ
)
したのでは
無
(
な
)
いか。
深
(
ふか
)
き
友情
(
いうじやう
)
によつてゞは
無
(
な
)
いか、
親切
(
しんせつ
)
なのでは
無
(
な
)
いか。
然
(
しか
)
し
實
(
じつ
)
に
是程
(
これほど
)
有難迷惑
(
ありがためいわく
)
の
事
(
こと
)
が
又
(
また
)
と
有
(
あ
)
らうか。
降參
(
かうさん
)
だ、
眞平
(
まつぴら
)
だ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
聞て大いに驚き扨は御客樣が後藤先生にて
在
(
おは
)
せしか
御縁
(
ごえん
)
と云ものは
眞實
(
まこと
)
に不思議なものなり知ぬ事とは申ながら
先刻
(
せんこく
)
より大いに
失禮仕
(
しつれいつかま
)
つりし
段
(
だん
)
眞平
(
まつぴら
)
御免
(
ごめん
)
下さるべし
只今
(
たゞいま
)
上州大間々に御道場を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
眞平
(
まつぴら
)
御免
(
ごめん
)
。」
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
某し
見屆
(
みとゞけ
)
たりサア出せ/\と
詰寄
(
つめよる
)
に曲者は是非なく
財布
(
さいふ
)
より金子二分取出し
然樣
(
さやう
)
ならばと差出せしかばソレ見よ持て
居
(
ゐ
)
ながら少しもなきなぞと
未
(
まだ
)
僞るは
不屆至極
(
ふとゞきしごく
)
なりと云ながら
握
(
にぎ
)
り
拳
(
こぶし
)
にて
横樣
(
よこさま
)
に
擲倒
(
はりたふ
)
さんとする故盜人は大いに恐れアヽ
眞平
(
まつぴら
)
御免下
(
ごめんくだ
)
さるべしと
平蜘
(
ひらくも
)
の如くになつて
詫入
(
わびいる
)
にぞ半四郎は二分の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
眞
部首:⽬
10画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“眞平”で始まる語句
眞平御免
眞平御免下