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皷
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こ
ふりがな文庫
“
皷
(
こ
)” の例文
大得意
(
だいとくい
)
の
船町倉次郎
(
ふなまちくらじらう
)
は、
更
(
さら
)
に
勇
(
いう
)
を
皷
(
こ
)
して
圓石
(
まるいし
)
を
取除
(
とりのぞ
)
くと、
最初
(
さいしよ
)
の
地面
(
ぢづら
)
より一
丈
(
ぢやう
)
三
尺餘
(
じやくよ
)
の
前面
(
ぜんめん
)
に
於
(
おい
)
て、ぽかりと
大穴
(
おほあな
)
へ
突拔
(
つきぬ
)
けた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
二台の馬車に、客はマバラに乗り込みぬ、去れど御者も
馬丁
(
ばてい
)
も
悠々
(
いう/\
)
寛々
(
くわん/\
)
と、炉辺に
饒舌
(
ぜうぜつ
)
を
皷
(
こ
)
しつゝあり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
之を
超
(
こ
)
ゆること数回に
及
(
およ
)
ぶも沼
猶
(
なほ
)
見
(
み
)
えず、
已
(
や
)
むを得ず
渓流
(
けいりう
)
を汲んで昼飯を
喫
(
きつ
)
す、時に午後三時なり、
腹
(
はら
)
充
(
み
)
ちて勇を
皷
(
こ
)
し、又山を
超
(
こ
)
ゆる数回にして
始
(
はじ
)
めて尾瀬沼岸に
達
(
たつ
)
するを
得
(
え
)
たり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
おのれを知る者のためには死す——という侍の道からいえば、太閤殿下の恩顧をかざし、浮薄な人心へ、
皷
(
こ
)
を鳴らすことだけでも——と、その決心の程は、さすがに、固いものなのである。
大谷刑部
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勇
(
ゆう
)
を
皷
(
こ
)
して皆曰く、たとひ
日
(
ひ
)
暮
(
く
)
るるとも其小屋に
到達
(
とうたつ
)
し、酒樽
若
(
も
)
しあらば之を傾け尽し、戸倉村に
帰
(
かへ
)
りて其代価を
払
(
はら
)
はんのみと、議
忽
(
たちま
)
ち一决して沼岸を
渉
(
わた
)
る
深
(
ふか
)
さ
腿
(
もも
)
を
没
(
ぼつ
)
し
泥濘
(
でいねい
)
脛
(
すね
)
を
埋
(
うづ
)
む
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
一行皆な
勇
(
ゆう
)
を
皷
(
こ
)
して
壮快
(
さうくわい
)
と
叫
(
さけ
)
ぶ。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
皷
部首:⽪
14画
“皷”を含む語句
舌皷
大太皷
皷翼
小皷
太皷
皷動
旗皷
皷吹
皷怒
鞨皷
鉦皷
金皷
諫皷
腹皷
羯皷
皷膜
皷緒
皷煽
皷打
其皷
...