“旗皷”の読み方と例文
読み方割合
きこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逍遙子はこれを知りて、その競爭をして爼豆そとうの間にのみ行はれしめむとし、衆我の旗皷きこの間に相見えむとするをゆるさず。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
例によって寝てからの枕の上にも、疑いと打消しとが旗皷きこ相下らず闘って、明日の天気はと問れた父の詞に、縁結びで御在ますかと答えて、もう夢か寝附の早い男じゃと笑われ
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)