“旗皷(きこ)” の例文
逍遙子はこれを知りて、その競爭をして爼豆(そとう)の間にのみ行はれしめむとし、衆我の旗皷(きこ)の間に相見えむとするを容(ゆる)さず。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
例によって寝てからの枕の上にも、疑いと打消しとが旗皷(きこ)相下らず闘って、明日の天気はと問れた父の詞に、縁結びで御在ますかと答えて、もう夢か寝附の早い男じゃと笑われ
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)