“淨玻璃”の読み方と例文
新字:浄玻璃
読み方割合
じやうはり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
贔屓ひいきなさるゝかと言しかば越前守殿大いにいかられナニ婦人ふじんを贔屓するとは不屆の一言天地てんち自然しぜん淨玻璃じやうはりかゞみたて邪正じやしやうたゞごふはかりを以て分厘ふんりんたがはず善惡を裁斷する天下の役人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なんと、と殿樣とのさま片膝かたひざきつてたまへば、唯唯ははおそれながら、打槌うつつちはづれさふらふても、天眼鏡てんがんきやう淨玻璃じやうはりなり、ぢよをつとありて、のちならでは、殿との御手おんてがたし、とはゞからずこそまをしけれ。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
申さるゝものかな我あの朝は斯樣々々かやう/\の用事にてと云はんとすれば伊藤は打消うちけしだまれ傳吉汝何程いつはりでも淨玻璃じやうはりかゞみに掛て見るが如くおのれが罪は知れてあり然らば拷問がうもんかけて云はして見せんとしもと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)