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活
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かつ
ふりがな文庫
“
活
(
かつ
)” の例文
フランス文学にあらわれているこういう真面目な収穫は、今日の
所謂
(
いわゆる
)
事変
活
(
かつ
)
の入った作家たちに深く暗示するところあるわけなのだが。
獄中への手紙:06 一九三九年(昭和十四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
もしこの超人に
活
(
かつ
)
をいれて、彼をさますことができたとしたら、「超人X号」は、ここに始めてこの世に誕生するわけになる。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
在るが故に
慶
(
よろこ
)
ぶべきか、
亡
(
な
)
きが故に
悼
(
いた
)
むべきか、在る者は積憂の中に
活
(
い
)
き、亡き者は非命の
下
(
もと
)
に
殪
(
たふ
)
る。
抑
(
そもそ
)
もこの
活
(
かつ
)
とこの死とは
孰
(
いづれ
)
を
哀
(
あはれ
)
み、孰を
悲
(
かなし
)
まん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夏の
日永
(
ひなが
)
のだるい時などは、絶息したまま五分も道場に死んでいて、それから
活
(
かつ
)
を入れさせると、生れ代るような好い気分になる——ただし人の話だが。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、ひとりが
河原
(
かわら
)
へ
下
(
お
)
りていくと、ひとりは
竹童
(
ちくどう
)
を
抱
(
だ
)
きおこして
活
(
かつ
)
をいれ、口に水をあたえただけで、ことばはかけずにスタスタといき
過
(
す
)
ぎてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そこへ舞台には一方から、署長とその部下とが
駈
(
か
)
けつけて来た。が、偽目くらと挌闘中、ピストルの
弾丸
(
たま
)
に
中
(
あた
)
った巡査は、もう
昏々
(
こんこん
)
と倒れていた。署長はすぐに
活
(
かつ
)
を入れた。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今までぐでん/\に酔いしれていた国経は、急に
活
(
かつ
)
を入れられたようにしゃんとして立っていた。言葉も
呂律
(
ろれつ
)
が廻らなかったのが、てきぱきした物云いで、りん/\と響き渡るように云った。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
武術の
活
(
かつ
)
——それを、そのままソッと、指さきが、絶気している子どもの、
鳩尾
(
みぞおち
)
に当てられる。かすかに、その先きに力がはいると、ピリピリと、小さい、和らかいからだが、神経的にうごめいた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
そこへマートン技師が駆けつけて、
活
(
かつ
)
を入れてくれたので、ネッドは息をふきかえした。助けられた者も、助けた者も、共に顔はまっ黒で、全身から油がしたたり、まるで油坊主のようであった。
火星探険
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「じゃあ、
活
(
かつ
)
をいれてみようか」
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“活”の意味
《名詞》
(カツ)気合い、気合いを入れること。
(出典:Wiktionary)
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“活”を含む語句
生活
活溌
活計
復活
快活
活動
復活祭
活動写真
活惚
生活状態
活々
独活
活仏
活返
活栓
活用
活力
瑞典小農生活
活劇
花活
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