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あゆみ
ふりがな文庫
“
歩行
(
あゆみ
)” の例文
いつ頃からこの不思議な
装
(
よそおい
)
をして、この不思議な
歩行
(
あゆみ
)
をつづけつつあるかも、余には解らぬ。その主意に至ってはもとより解らぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
我が心中の迷いの声ででもあろうかなどと思うて二、三歩
歩行
(
あゆみ
)
ますと、また不思議にもギョクポ・ペブという美しい大きな声が聞えました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
みのるの着物の裾はすつかり濡れて、足袋と下駄の臺のうしろにぴつたり
密着
(
くつつ
)
いては
歩行
(
あゆみ
)
のあがきを惡るくしてゐた。早い足の義男には
迚
(
と
)
ても追ひ付く事が出來なかつた。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
先刻
(
さっき
)
二人が着いた頃には、三味線太鼓で、トトン、ジャカジャカじゃじゃじゃんと沸返るばかりだった——ちょうど八ツ橋形に
歩行
(
あゆみ
)
板が
架
(
かか
)
って、土間を隔てた隣の座敷に
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
付て物語りけるにぞ夫婦は旅の
憂
(
うさ
)
をも忘れ
歩行
(
あゆみ
)
もさして
太儀
(
たいぎ
)
に非ざれば流石は若き人心
能
(
よき
)
道連
(
みちづれ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
そこで少し二人は
歩行
(
あゆみ
)
を早めて、火と音との遥かなる一角に向って歩み出しましたが、何をいうにも、白雲は大男であり、柳田は小男ですから、コンパスの相違が少々ある。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『おや、お
前
(
まへ
)
は。』と
私
(
わたくし
)
は
歩行
(
あゆみ
)
を
止
(
と
)
めると、
老女
(
らうぢよ
)
は
今
(
いま
)
も
猶
(
な
)
ほ
泣
(
な
)
きながら
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
盛
(
さか
)
りと
咲亂
(
さきみだ
)
れえも云れぬ
景色
(
けしき
)
に寶澤は
茫然
(
ばうぜん
)
と暫し
木蔭
(
こかげ
)
に
休
(
やす
)
らひて
詠
(
なが
)
め居たり此時
遙
(
はるか
)
の
向
(
むかう
)
より年頃四十
許
(
ばかり
)
の男
身
(
み
)
に
編綴
(
へんてつ
)
といふを
纏
(
まと
)
ひ
歩行
(
あゆみ
)
來りしが
怪
(
あや
)
しやと思ひけん寶澤に向ひて名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「ナァニ、こんな物が重いものか」と、追い立てるようにして出発したが、その遅いこと牛の
歩行
(
あゆみ
)
も
宜
(
よろ
)
しくである。仕方がないから一同その荷物の幾分を分担したが、それでもなかなか速くは歩かぬ。
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
差掛
(
さしかけ
)
させ
沓
(
くつ
)
しと/\と
踏鳴
(
ふみなら
)
し靜々とぞ
歩行
(
あゆみ
)
ける
附從
(
つきした
)
がふ
小姓
(
こしやう
)
の面々には
麻上下
(
あさがみしも
)
の
股立
(
もゝだち
)
を取て左右を
守護
(
しゆご
)
しける
引續
(
ひきつゞ
)
いて常樂院
天忠和尚
(
てんちうをしやう
)
は
紫
(
むらさき
)
の衣に白地の
袈裟
(
けさ
)
を掛け
殊勝
(
しゆしよう
)
げに手に
念珠
(
ねんじゆ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“歩行”の意味
《名詞》
歩くこと。
(出典:Wiktionary)
“歩行”の解説
歩行(ほこう)とは、「歩く」ことであり、足(脚)による移動のうち比較的低速のものを言い、厳密にはどの瞬間も少なくともひとつの足が地面についたまま移動する動作を言う。「歩く」は「走る」と対比される。
(出典:Wikipedia)
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“歩行”で始まる語句
歩行出
歩行事
歩行悩
歩行方
歩行歩行
歩行目附
歩行悪
歩行板
歩行能
歩行頭